多言語サイトの制作手法について

先日WordCamp Tokyo2016に参加しました。そのなかでWordPressの多言語対応に関する話が挙がったので、多言語サイトの制作手法について書きたいと思います。
多言語サイトの制作する場合、現在のところ下記の3パターンが多く採用されていると感じます。細かく分類すると他にも異なる手法がありますが、大きく分けると以下のようになります。

1.各言語ごとのWebサイトを制作する
●メリット
別のWebサイトなので制作時に混乱しない。言語ごとに細かく作りこむことができる。翻訳ではなく独自の内容で各Webサイトを更新できる。
●デメリット
言語ごとにWebサイトがあるのでそれぞれの管理が必要になり、管理の手間が増える。

2.一つのWebサイト内で言語ごとにページ切り替えをする
●メリット
一つのWebサイトを管理するだけなので、比較的管理の手間が少ない。同じWebサイトのレイアウトやデザインで統一できる。
●デメリット
同じWebサイトに複数の言語のページが混在するので混乱することがある。切り替えのプログラムが正常に動作しないと動作が不安定になる。

3.日本語のWebサイトを制作し、Google翻訳などの外部の翻訳ツールを使う。
●メリット
翻訳作業をする必要がなくなる。
●デメリット
機械による翻訳なので、人間のチェックがないと翻訳の質が保証されない。

3番目の手法は正確にいうと多言語対応というよりは、主な一つの言語のサイトに機械の翻訳を追加したものと考えられます。しかし、この方法は制作時の工数も少なく、数年後に機械翻訳の精度が向上したら、非常に有効な手段になると予想されます。ただ現状では、1、2番目の方法で制作し、人間による翻訳チェックは必須です。特に言語ごとに内容やデザインも変えたりする場合は、1番目の手法が最も有効です。
2番はデザインやレイアウトはほぼ共通にして、言語ごとに文章を変える場合は便利な制作手法です。
まとめると、3つの手法を目的によって使い分けることになりますが、まずは最初の設計段階でWebサイトのコンセプトなどを明確にすることによって、選択する手法が変わっていきます。
まずはターゲットの設定、言語の追加のタイミングなど、設計に影響する項目を整理することで自然と選択する手法が決まってくると思います。

この件に関して質問がありましたら気軽にお問い合わせください。
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